環境配慮を、建築の前提に。
私たちは、建築を通して環境とどう向き合うかを大切にしてきました。
設計の初期段階からエネルギーの使い方や建材の選択を見直し、環境負荷を抑えながら快適に使い続けられる建築を目指しました。
ここでは、その考え方と具体的な取り組みをご紹介します。
01 ZEB(Nearly ZEB)の実現
建築から環境負荷を減らす
という考え方。
この建築では、Nearly ZEBの実現を通して、建物が消費するエネルギーそのものを見直しました。
高断熱外皮や高効率な空調・照明、自然光を活かした計画により一次エネルギー消費量を削減し、太陽光発電を組み合わせることで、省エネと創エネを両立しています。
ZEBは単なる性能指標ではなく、建築の在り方を問い直す考え方。私たちはその思想をかたちにし、運用を通して環境配慮を続けていきます。
“ZEB”って何?
ZEB(Net Zero Energy Building)とは、建物で使う年間のエネルギーを、省エネと創エネの組み合わせで実質ゼロに近づける考え方です。断熱性能の向上や高効率設備、太陽光発電などを組み合わせ、環境負荷を抑えます。
02
環境に配慮した建材の採用
見えない構造に、
グリーン鋼材という選択。
この建物では、目に見える部分だけでなく、構造材にも環境配慮の視点を取り入れ、製造過程においてCO₂排出量を抑えた「グリーン鋼材」を採用しています。原料や製造プロセスを見直すことで、環境負荷の低減を図っています。
建材の選択は意識されにくいものの、建物のライフサイクル全体に影響を与える重要な要素です。構造から持続可能性を考えることこそ、これからの建築に求められる姿だと考えています。
03
環境性能を高める設備の採用
自然の力を活かす
賢い設備設計。
外皮性能を高めることで、冷暖房に頼りすぎない快適な室内環境を実現しています。高断熱仕様により外気の影響を抑え、年間を通して安定した室温を保ちます。
高効率な空調設備を採用し、必要な場所に必要なエネルギーを届けることで無駄を削減。さらに南側の大開口から自然光を取り込み、昼光に応じた照明制御により電力消費を抑えています。
空調・外皮・光を一体的に計画することで、環境性能と働きやすさを両立しています。
04
創エネルギー(太陽光発電)の導入
エネルギーを使う建築から
創り、活かす建築へ。
建築が社会に与える影響を考え、私たちは太陽光発電を取り入れています。
敷地条件を踏まえた計画により、日常の電力の一部を再生可能エネルギーでまかない、省エネと創エネを組み合わせてエネルギーバランスを整えました。
これはNearly ZEBの考え方に基づく選択であり、発電した電力は日常業務だけでなく、非常時の備えにもつながっています。
05
建材・設備が生み出す環境効果
環境配慮を
一時の選択で終わらせない
建築物における環境配慮は、完成した瞬間に終わるものではありません。
つくるとき、使い続ける時間、そしてその先まで建物の一生に向き合う姿勢があってこそ、責任は意味を持ちます。
建材の選択から日々の運用、将来を見据えた保全までを一つの流れとして捉え、環境負荷を抑える判断を重ねました。
その積み重ねは数値にも表れますが、本質は数字ではありません。私たちは、目に見えない選択が環境への影響を変えていくという覚悟を、この建築に込めています。