お知らせ

2025年度社内業務・研究発表会を開催しました

11月14日(金)53周年記念式典に合わせて社内業務・研究発表会を開催しました。

「若手技術者の挑戦と実践の3つの軌跡」と題して、4年目~6年目の3名の若手技術者が自身の取り組んできた業務、そこから見えてきたこと、感じたこと等について発表しました。発表タイトルは、①「能登地域 トキ野生復帰事業~トキが舞ういしかわをめざして~」②「設計業務に携わって~設計業務で得た経験と今後の自分~」③「基本構想から実施設計まで、多岐にわたる広範な業務への取り組み」の3つです。

①能登地域でのトキ野生復帰に向け、アルスコンサルタンツでは生育環境の調査から地域の小学校との実験まで様々な形で携わっています。トキの餌生物生息状況調査の業務での取り組みや事業全体について発表を行い、自身としても地域に根差した専門企業として能登の里山環境をより良いものにしたいという決意を表明しました。

②設計業務に携わり、業務の中で気づいた多くの方が利用する社会インフラを設計する難しさについて発表を行いました。これから利用される道路として求められる機能、治水を目的とする河川条件、工事が行われる周辺で生活をされる方々等。いろいろな協議を行うごとに行きつ戻りつしながら学んだこと、そこから考える自身のこれからについて発表を行いました。

③多岐にわたる業務範囲の中で基本構想から実施設計までを行った事例を紹介しました。計画業務が基本構想から設計に至るまでの合意形成の難しさ、その一方で形となって多くの方に利用される喜び、またその上で供用された後に想定していなかったことが起こらないのかと考えること等、習得したことに加え、経験が増すことで生じた心の変化なども紹介されました。

アルスコンサルタンツでは、技術者一人一人が担当する業務と向き合い、導き出した考えや方法の共有を非常に大切な機会と考えています。今期では若手社員が試行錯誤しながら導き出したプロセスを中心に、社内業務・研究発表会を開催しました。今後も年齢に関係なく、会社全体で技術を共有・発信し、技術力の向上を図ります。